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ポフコートシリーズのご紹介

弊社は、クロメートを遥かに凌ぐ完全クロムフリーの表面処理剤を開発しました。商品名はポフコートCRF-2330です。
ポフコートCRF-2330はEG, GI、GL等のめっき或いは合金めっき鋼板を始めアルミニウム或いはアルミニウム合金板にも適用することが出来ます。また、亜鉛ダイカスト及びアルミダイカスト製品及び亜鉛めっき製品(部品)などに適用でき、また、黒色を始め着色化も可能でその用途は多岐にわたります。特性面においても耐食性、塗料密着性及び耐指紋性などの化学的特性はクロメートを凌ぎ、また、潤滑性や表面導電性などの物理特性においてもクロメートを遥かに凌ぎます。こうしたことからポフコートCRF-2330はクロメートが禁止されている地域での単なる代替ではなくクロメートにとって代わる新しい表面処理剤と言えます。

CRF-2330のポイント

  • ポフコートCRF-2330は
    6価及び3価等のクロム化合物
    及びROHS指令物質を
    一切含まない完全クロムフリーの
    表面処理剤です。
  • ポフコートCRF-2330は
    処理作業がシンプルで、
    液管理が極めて容易であり、
    また、再使用が可能です。
  • ポフコートCRF-2330は
    70~100℃で短時間
    乾燥することにより
    優れた特性を有する皮膜が
    形成されます。

ポフコート CRF-2330A:板用

EG及びGIでは耐食性はSST240時間で白錆5%以下であり塗料密着性は良好です。また、表面抵抗は1.0μΩ/□以下と極めて小さくアース性は良好です。
GLでは耐食性はSST500時間で白錆5%以下であり塗料密着性も良好です。また、端面防錆性においても塗膜の膨れ幅はクロメートの数分の一のオーダーであり良好です。
アルミ板ではクロスハッチ試験(クエン酸テスト)では腐食幅は0.1mm以下であり、また、接着強度においてもレトルト前・後共クロメートと同等以上の値を示し、良好です。

ポフコートCRF-2330B:部品用

ポフコートCRF-2330Bに電気亜鉛めっき部品、亜鉛ダイカスト及びアルミダイカスト製品を浸漬処理すると複雑な形状でも隅々まで満遍なく均一に皮膜が形成され、無色透明で素材との密着性に優れた皮膜が得られます。また、潤滑性が良好(動摩擦係数0.1前後)なことから耐疵付性にも優れています。耐食性は何れもSST120時間で白錆5%以下であり、塗料密着性及びシルク印刷性も良好です。